三島由紀夫の作品を読み続けてます~!今回は”サド侯爵夫人”これもまた面白い作品です。もちろん、マルキド・サド(居城、写真)を題材にしたものです。三島由紀夫って、色んな側面があって、ゲイであったりナルシストと思わせる側面があったり、最近はSMの趣向があったのかな~?なんて思ってます。単純だけど。(余談ですが、ちょっとSMっぽい写真集を出してあるはず。何故か、洋書で復刻版出てます。) この作品、なんでオモロイかってゆうと、その終わり方がオモロイ! なんと、最終場面、侯爵が、何年もの牢獄生活を済ませて邸宅に帰ってきます。 が!!若い時には、美しかった(金髪で無邪気な青年と表現されてます。しかも、新婚旅行の時、一面真っ白に咲いた花に赤ワインを一樽ぶっかけてウットリしたりする徹底ぶリ!きゃ~!!)その姿も変わり果て、なんと、醜く太ったオッサンになって帰ってくるのです。そして、サド夫人はきっぱり言い捨てます、 もう二度と会わないと伝えて!それまでの彼女は、例え夫がどんな罪を犯そうが、けな気に支えてるのです。彼はただ、無邪気なだけなの!と・・・ しか~し、!! 彼の罪は、美しかったから許せたわけで、不細工はダメ!そんな三島のささやきが聞こえるような気がします。思わず、最後の一文を読んで、私はブホッ!と噴出しました・・・
by yyuko55
| 2005-06-04 04:37
| 日記
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